実生ブラッドオレンジの接木
一見、まったくトロピカルフルーツに関係なさそうなブラッドオレンジの話です。

柑橘系って種から育てると(=実生)ものすごい成長遅いですよね。コブミカンもぜんぜん成長しません。おととし(2006年)の春から育てていたブラッドオレンジもそうだったんです。それで同じ頃に種をまいて育てていた夏みかんに接木(寄せ接ぎ、approach grafting)してみたんです。そしたらいきなり巨大な葉っぱが!!

寄せ接ぎしたブラッドオレンジ, an approach-grafted blood orange seedling

写真右側に写っている大きな葉っぱが寄せ接ぎ後に出て来た葉っぱです。長さ7cm、横幅5cmあります。それ以外の葉っぱは寄せ接ぎ前の葉っぱです。長さ4cm、幅2cmくらいしかありません。大きさだけじゃなくて形まで変わったのでびっくり。あまりに分かりやすので笑っちゃいました。効果絶大ですね!

ちなみに根元の接木部分はこんなふうになってます。

寄せ接ぎしたブラッドオレンジ, an approach-grafted blood orange seedling

接木と言っても、2本を寄植えにして幹をくっつけただけです(くっつけるときに接合面をナイフで削ってますが)。寄せ接ぎのイメージはこちら

写真左側の幹が夏みかんです。右側の幹がブラッドオレンジです。左側の夏みかんのほうは活着後に上半身をカットしています。つまりブラッドオレンジにとってみると根っ子がダブルになった感じです。

種から育てた柑橘系の成長が遅いのは根っ子の発育が遅いからなので、そこを補ってあげるとグングン成長するんです。実がなるまでに早くて8〜10年かかるところが、接木をすることで3〜5年にまで短縮できるそうです。ほんとは細かい工夫がいろいろ必要みたいですけど(詳細は→果樹試報)。

なんでこんな話を書いたかというと、つまりこれをトロピカルフルーツでもやってみたら面白いんじゃないかと思うんです。というかもうチェリモヤとかで試してます(^^;) 今回はその様子をアップするための前振りです。
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by papaya_gyunyu | 2008-12-12 04:32 | その他


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