チェリモヤを接木する!(寄せ接ぎ)
さかのぼって10月の話です。

シャカトウ(シュガーアップル)たちについて前回書きました(記事はこちら)が、じつはあれ以外にも"先輩"には兄弟がいたのです。

これです。

放置されていたシャカトウの苗

発芽がじゃっかん遅れたために植え替えられることなく、バーミキュライトのみの種床に1年以上も放置されたシャカトウ4匹です。去年(2007年)の9月の写真(記事はこちら)を見ると右前に写ってます。

元気が良かったので、その後も捨てるに捨てられずに油粕と水だけあげていたのです。葉っぱが少し枯れ込んだり黄色くなったりはしましたが、それでも草丈60cmくらいにまで伸びました。

でも寒くなってベランダにいる植物たちを大量に室内に取り込むことを考えると、これ以上このまま残しておくわけにはいきません。

ふと横を見ると、やる気のないチェリモヤが・・・

カリフォルニア産チェリモヤの実生苗

去年の4月に発芽して以来、ずっと成長がいまいちだった、"正しいチェリモヤ"と呼んでいたやつです。カリフォルニア産のチェリモヤの種から育ったやつです。主枝はだらしなく垂れ下がり、変なところから出て来た側枝が上に伸びています。

草丈は1年半でようやく40cmちょっと。土が悪かったのか、管理が悪かったのか、いきなり大きな鉢(8号鉢)に植えたのが悪かったのか。。。

そこで思いついたのが、そう、寄せ接ぎです! 

ブラッドオレンジで試したらあまりに簡単にうまくいった(記事はこちら)ので、チェリモヤでも試してみたいと思います。こんなチェリモヤでもシャカトウの根っ子が付け加われば少しはやる気を出すでしょう。

というわけでさっそくチェリモヤの根元に穴を掘ります。

チェリモヤの根元に穴を掘る


そして先ほどのシャカトウの苗を1本、チェリモヤの根元に植え付けて寄植えにします。

シャカトウを植え付ける


くっつける部分(接合面)を削ります。

接合面を削る

もちろんチェリモヤ側とシャカトウ側の両方です。

本やネットで調べると"形成層を出す"と書いてありますが、それでは植物学や園芸学の素養がない私にはピンときません。でもジャボチカバ農園のヨネさん(農園を訪問した時の記事はこちら)から「ナイフの背中とかでしごいて表皮を削るだけでいいんだ」と教えていただいてました。軽く薄皮一枚はいで緑色の部分が出るようにするだけです。

接合面が削れたら、くっつけます。

セロテープで結束

まずは接合面がずれないようにセロテープで3箇所を結束。

それから接木テープでぐるぐる巻きにします。

接木テープで結束

接木テープなどわざわざ使わずにセロテープでぐるぐる巻きにしてもいいみたいですけどね。

完成です!

接合面の癒合を待つ

ごちゃごちゃして分かりづらいですが、上と下に伸びてるのがチェリモヤで、横向きに伸びてるのがシャカトウです。

あとは接合面がくっつく(癒合する)のを待つのみです。来年の春くらいまで待てばいいかな。くっついたら台木(今回の場合はシャカトウ)の上半身(接合面から上)を切ってしまえば寄せ接ぎ完了です。チェリモヤにシャカトウの根っ子が付け加わった形になります。本来の寄せ接ぎでは穂木(今回の場合はチェリモヤ)の下半身(接合面から下)も切ってしまうのでしょうけど。

うまくくっつくといいなあ。ま、失敗しても枯れてしまうわけではないので、何回でもやり直せます。それが寄せ接ぎの良いところです。じつに素人フレンドリーな接木方法ですね。
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by papaya_gyunyu | 2008-12-21 03:15 | チェリモヤ


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