カテゴリ:アイスクリームビーン( 11 )
アイスクリームビーン・ヒニクイル(Inga jinicuil)
前回書いたとおり、うちのアイスクリームビーンの正確な種名がわかりましたので、調べたところをまとめておきます。

マメ科Inga属には300種くらいあり、そのなかで、白くてフワフワした甘い果肉を食用にする種類を英語では広くアイスクリームビーンと呼んでるようです。一番有名なのはヘビのように細長いサヤをつける Inga edulis です。ほかにもInga feuilleei(パカイ/パカエ)や Inga spectabilis をはじめとして、たくさんの種類があります。サヤの形や大きさは違いますが、中身は似ています。

うちで育てている Inga jinicuil は、そんな数あるアイスクリームビーンの中ではマイナーな部類ですが、エルサルバドルでは人気があるようです。これからはアイスクリームビーン・ヒニクイルと呼ぶことにします。

アイスクリームビーン・ヒニクイル

アイスクリームビーン・ヒニクイル (Inga jinicuil G. Don.)

学名:Inga jinicuil G. Don.(マメ科)

  〜 地方名(俗名)〜

  • Ice-Cream Bean、Jinicuil、Paterno(英語圏)
  • Guaba amarilla、Paterno、Cuajinicuil、Buabo Caete (コスタリカ)
  • Nacaspilo、Paterna、Paterno(エルサルバドル)
  • Paterna、Paterno(グァテマラ)
  • Paterna、Paterno(ホンジュラス)
  • Algodoneillo、Bitzé、Chalahuite、Chalahuite De Monte、Coctzán、Cojinicuil、Cuajinicuil、Cuil Machetón、Uajinikuile、Guajinicuil、Jinicuil(メキシコ)
  • Guaba、Guava Extranjeira(ニカラグア)

  • Inga paterno Harms は、以前は別種とされていたが、現在は本種にまとめられている。

  • メキシコ南部からパナマにかけてとエクアドルの太平洋岸地域に分布。年間降水量1,000〜4,000mの湿潤な熱帯地域の標高0〜2,000mに生息。

  • 樹高は8〜15mで、通常は常緑だが落葉性の場合もある。雌雄同株。

  • 有機質に富んだ砂質または粘土質の水はけの良い湿った深い土壌を好む。酸性土壌や石灰岩土壌に耐性がある。

  • 根に根粒を形成し窒素固定をおこなう(35〜40kg/ha・年)。Inga属には窒素固定をしない種もある。

  • 葉の付け根にある小さな葉っぱのようなもの(托葉)が大きいことやサヤ(果実)が大きいことなどから他のInga属の仲間と区別できる。托葉は長さ1〜2cm・幅0.5〜0.9cm。サヤは長さ15〜40cm・幅5〜7cm・厚さ2.5〜3cm。

  • 甘くて厚い果肉と大きな種子を目的にコロンブス到来以前から栽培されていた。数百種あるInga属の中で種子(豆)も食用にされるのは本種を含めた2種だけで、調理して食べる。→調理例

  • 以前は中米のコーヒー農園でシェードツリーとして使われたが、てんぐ巣病に感染しやすいため、同属の別種が使われるようになった。

  • 繁殖は実生、挿木、株分け(サッカーやシュート)による。種子は乾燥に弱く保存がきかないので採りまきする。幼苗時は半日陰で育てると良い。

  • 剪定によく耐える。コーヒー農園などでは年に1〜2回、樹高1mまで切り戻す。

  • 耐寒性があり、-2℃くらいまで耐える

Inga jinicuil 分布図
Inga jinicuil 分布図
Bioversity International

References:

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by papaya_gyunyu | 2012-09-01 21:08 | アイスクリームビーン
うちのアイスクリームビーンの近況  ついに種名がわかりました!
マミーサポテと一緒に種をもらったアイスクリームビーンの近況です。
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現在3才4ヶ月、身長は鉢込みで140cmくらいです。

去年6号鉢のままにしたらぜんぜん成長しなかったので今春に8号鉢にしました。そしたらまたドカンと大きくなりました。本来は1年に2メートルくらい伸びることもあるみたいですが。

さてさて、このアイスクリームビーン、当初はアイスクリームビーン(?)としていました。Inga属の1種であることは明らかでしたが、種(species)を特定できなかったからです。でも以前にコメントをくださった熱帯植物専門家のタビさんと少しやりとりをさせていただき、アイスクリームビーンと呼んで差し支えないだろうという結論になっていました。タビさん、その節はどうもありがとうございました040.gif

そして最近、ついに種名が判明しました! Inga jinicuil です。コスタリカ生物多様性研究所(INBio)植物標本室長の Nelson Zamora 博士が同定してくださいました。

ラ・セルバ生物多様性拠点のオンラインデータベースInga jinicuil の良い写真がたくさんあります。

この Inga jinicuil と他のInga属の仲間を見分けるポイントはいくつかあり、1つは果実(サヤ)が太くて大きいこと、もう1つは葉柄の付け根についてる羽のようなもの(托葉と呼ぶようです)が大きいことだそうです。
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あ、たしかにうちのにも小さな葉っぱみたいなやつがついてますね〜045.gif ここにカイガラムシがたまるんです015.gif

種名がわかったので少し調べて次の記事でまとめようと思います027.gif
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by papaya_gyunyu | 2012-08-31 20:54 | アイスクリームビーン
アイスクリームビーン
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by papaya_gyunyu | 2010-10-08 20:59 | アイスクリームビーン
アイスクリームビーン
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by papaya_gyunyu | 2010-08-12 22:57 | アイスクリームビーン
新芽を出すアイスクリームビーン
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春の到来がちゃんと分かるんですね〜。
気温の変化もありますが光量の変化もかなり影響してそうです。
差し込む日差しが強く長くなりますからね。
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by papaya_gyunyu | 2010-04-16 21:36 | アイスクリームビーン
アイスクリームビーン
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by papaya_gyunyu | 2009-08-26 21:39 | アイスクリームビーン?
アイスクリームビーン
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by papaya_gyunyu | 2009-07-23 22:54 | アイスクリームビーン
アイスクリームビーン
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by papaya_gyunyu | 2009-06-11 21:51 | アイスクリームビーン
アイスクリームビーン(?)の展葉
アイスクリームビーンの仲間(Inga sp.)はGW前に葉っぱを開きました。


身長は10cmくらいです。葉っぱの長さは10cm以上あります。グライダーみたいでなんだかカッコいいです。

あんまりマメ科らしくない葉っぱですよね。むしろライチに似てます。私がイメージするマメ科の葉っぱはタマリンドみたいなのですが、いろいろあるのですねー。

別の角度からもう一枚。


もうすでに初期の急速な生長は一段落しているようです。たびかさなる事故でエネルギーを使い果たしたのでしょうね。ま、ゆっくり行こう!
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by papaya_gyunyu | 2009-05-07 14:11 | アイスクリームビーン
アイスクリームビーン?のその後
先日植えたアイスクリームビーンの仲間(?)はこんな感じになっています。


主根が折れてしまっていたことはそれほど問題では無かったようです。

でもじつは植付け後にも新たな人為的問題が起きてしまってました。今まで高い湿度が保たれた箱の中に入っていた種が急激にopen-airな鉢に植え付けられたことで、新芽がしなびて枯れてしまったのです。超初期的なミスです。ビニール袋でもかぶせてあげとけば良かった。。。

でもご覧のとおり、ちゃんと新しい芽が2本生えてきました。というより、はじめから一番最初の芽の付け根に予備の芽が2本用意されてました。想定内の事故だったのですね。やりますね〜!

さらに種の半分(子葉の半分)はカビてしまったので取り去りました。これで初期の生育に使える養分は半分になってしまいました。これは何が悪かったのやら。。。 

そんなこんなでかなりハードルを上げてしまいましたが、めげずに成長しています。まったくをもって健気ないいヤツです(^^;)
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by papaya_gyunyu | 2009-04-26 00:02 | アイスクリームビーン