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アマゾンツリーグレープ
先日、コロンビア帰りのホセに会ったら、また珍しいフルーツの写真をくれました。

なんじゃこりゃ〜??


Photo by José

こんな実のつきかたをするフルーツは見たことがありません。馴染みのある科の植物ではなさそうです。


Photo by José

ホセに会うとよく産地で出会ったフルーツの写真をみせてくれるのですが、食べたことはないまでも私が知っているものだったりします。今回、ひさびさに"どや顔"がでました037.gif


Photo by José

ブドウみたいですね。じっさいに食べた感じもブドウみたいだったとのこと。でもあんまり美味しくなかったと言ってました。

ま、ホセはフルーツの味には意外と保守的なので、もう何回か食べてからまた感想を聞きなおしたほうがいいかもしれません。昔「まずい」と言っていたジャボチカバを、ある時から「美味しいよね〜!」と目を輝かせるようになったくらいですから011.gif


Photo by José

このフルーツ、現地では uvacaimaron と呼ばれていたそうです。そのままGoogleで検索しても何も出てきませんでした。uvaはブドウを意味しているのでしょうから、今度は uva caimaron で検索してみると・・・お、出てきました!

あー、英語で Amazon Tree-Grape と呼ばれてるやつかー。名前は聞いたことがありましたが、こんなフルーツだとは知りませんでした026.gif

Muchas gracias, José!

アマゾンツリーグレープ

アマゾンツリーグレープ (Pourouma cecropiifolia)
Photo by Ictoon

     学名:Pourouma cecropiifolia Mart.(イラクサ科)
    英語名:Amazon Tree-Grape
 スペイン語名:caimarón、uva caimarona、uva de monte、uvilla など
ポルトガル語名:cucura、imbauba de vinho、mapatí、puruma など
  • アマゾン西部原産。
  • 樹高は7〜15mになる。
  • 葉っぱを揉むとミントのような良い香りがする。
  • 果実は見た目も味もブドウにそっくりだがミントのような香りがある
  • 産地ではきわめて人気がある。
  • 果実はもちが悪いので流通には向かない。
  • 繁殖は種子でおこなう。挿木は難しい。
  • 種子は採りまきする(すぐにまく)。10〜20日で発芽する。
  • 深い肥沃な土壌がベストだが、やせた土地でもぜんぜん構わない。
  • 水切れに弱いが、滞水にはもっと弱いので水はけは重要。
  • 生育はきわめて速く、植つけから1〜3年で実がなる。
  • 雌雄異株なので1本では実がならない。
  • 耐寒性・・・3℃でダメージを受け、0℃で枯死する。

アマゾンツリーグレープ 想定分布アマゾンツリーグレープ 想定分布
Bioversity International

References:

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by papaya_gyunyu | 2011-06-16 20:57 | その他
サポテの育て方
注:ホワイトサポテとは別種です!(→"サポテ"の分類

先日もらったサポテの種はまだぜんぜん発芽するそぶりがありませんが、栽培方法を調べたのでアップしておきます。基本的には虫もあまりつかず育てやすい植物のようですね。芽を出してくれるといいな〜。

☆サポテ(マミーサポテ)☆

学名:Pouteria sapota (Jacq.) H.E. Moore & Steara
和名:オオミアカテツ
英名:mamey sapote
科名:アカテツ科(Sapotaceae)
原産:メキシコ南部および中米の低地
タイプ:半落葉性高木(通常12m〜18m、最大50m)
繁殖:接木、実生
土質:水はけが良ければ幅広い土質に適応する。
水やり:多め。ただし過湿にすると根腐れする。
日当り:好む。ただし幼木は直射日光を避けたほうが生育が良い。
耐寒性:幼木は霜に弱い。成木は-5℃程度で枯死する。

・フロリダやメキシコや中米ではとても人気があるフルーツ。
・有名な品種がたくさんある。
・種からだと結実に7年以上かかる。接木苗だと3〜5年。
・接木苗は実生苗よりも生長が遅く、背も高くならない。
・近縁のカニステル(イエローサポテ)よりもじゃっかん寒さに弱い。
・カニステルよりも乾燥に弱い。乾燥すると落葉する。

☆種まきのポイント☆

・種子は果実から取りだしたらなるべく早く植える。7〜14日で発芽力を失う。
・より尖ったほうが上になるようにして種まきポットや種床に植える。
・そのときに種子の先端が土の上に1cmくらい出ているようにする。
・通常40〜70日で発芽が始まる。
・硬い殻にヒビを入れると発芽が早まる。
 (二枚の板にはさんで小さなヒビが入るまでじょじょに力を加える。)
・殻を取り去ってしまっても良い。
・ただしそのようなことをしなくても十分に発芽はする。
・葉がしっかりと開いて濃い緑色になるまでは半日陰に置く。

References:
Fruits of warm climates (Julia Morton)
Mamey Sapote Growing in the Florida Home Landscape (Univ. of Florida)
Pouteria -- Fruits for the Future (ICUC)

このサポテ(マミーサポテ)、味はパンプキンパイみたいだけどそれよりも風味が良くて、舌ざわりはアイスクリームのよう・・・って、なんだかものすごい美味しそうなんですけど! それなのに他の地域に広まって来なかったのは、種の寿命が短いことと、種から育てると結実までに長い年数がかかることが原因のようです。これから来るかもしれませんね!

近い仲間にグリーンサポテ(Pouteria viridis)というのもあるみたいです。ミカン科のホワイトサポテ(Casimiroa edulis)とは違います。果皮は名前の通り緑色ですが、果肉はマミーサポテみたいにオレンジ〜紅色らしいです。マミーサポテよりもマイナーで果実は小振りですが、味は同じかそれ以上だと言われていて、高原出身なので低地出身のマミーサポテよりも耐寒性がある(逆に耐暑性はない)そうです。いろいろありますね〜 005.gif

ちなみに英語で(mammey apple, マミーアップル)と呼ばれる果物もあります。マミーサポテと名前がまぎらわしいですが、まったくの別モノです。学名はMammea americana L.で、オトギリソウ科なので、むしろマンゴスチンの親戚です。日本ではマメイリンゴと呼ばれているようです。
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by papaya_gyunyu | 2009-04-20 22:12 | サポテ(マミーサポテ)
タマリンドの育て方
栽培方法を調べたのでアップしておきます。

☆タマリンド☆

学名:Tamarindus indica L.
和名:タマリンド、チョウセンモダマ
英名:Tamarind, Indian date
科名:マメ科(Fabaceae)
原産:熱帯アフリカ
タイプ:常緑高木(通常20〜25m、最大30m)
繁殖:実生、挿木、取木、接木
土質:はば広い土質に適応するが、水はけの良い弱酸性の土がベスト。
水やり:幼苗はたっぷりあげる。その後は乾かし気味に。
日当り:好む。ただし幼苗は直射日光を避ける。
肥料:春〜秋の生長期に2〜3ヵ月に1回、弱めの肥料を与える。
耐寒性:幼木は霜に弱い。成木は-2℃まで耐える。ただし結実させるには最低10℃程度は必要。

・乾燥に強い丈夫な植物。塩分にも耐性がある。
 主根が深く伸びるので強風にも強い。
・成長は遅く、実生だと結実まで通常6〜8年かかる。10年以上の場合もある。
 栄養繁殖(挿木、取木、接木)でも3〜4年かかる。
・乾燥時期がないと結実しない。
・料理に使う酸味系統と生食に向く甘味系統(スウィートタマリンド)がある。
・酸味系統の木でも甘い実をつける枝が発生することがある。
 それを穂木にすれば甘味系統の苗が得られる。
・根が痛みやすいので植え替え時には気をつける。

☆種まきのポイント☆

・種子についている果肉は水洗いしてよく落とす。
・覆土の厚さは1〜2cm。
・通常一週間程度で発根する。発芽率は良い。
・水に一晩浸してからまくと発芽率が上がる。種子の端を削るのも有効。
・種子は乾燥状態で何ヶ月も保存可能。

References:
Fruits of warm climates (Julia Morton)
CRFG Fruit Facts (California Rare Fruit Growers, Inc.)
ICUC (2001) Tamarind (Tamarindus indica L) extension Manual
Agroforestry for the Pacific Technologies (FACT Net)

ちなみにマメ科といえば根粒菌との共生です。でもタマリンドは根粒を作らないそうです。ちょびっと残念。タマリンドを窒素供給源にして他の植物と寄植えにして"鉢植えアグロフォレストリー"を試そうかと思ってたのに(笑)
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by papaya_gyunyu | 2009-04-13 20:46 | タマリンド
カニステルの育て方
カニステルについても、インターネットで調べてもあまり詳しい栽培方法は出てきませんでしたが、分かったことを書いておきます。

☆カニステル☆

学名:Pouteria campechiana Baehni
別名:クダモノタマゴ、エッグフルーツ
英名:canistel, egg-fruit, yellow sapote,
科名:アカテツ科(Sapotaceae)
原産:メキシコ南部、ベリーズ、グァテマラ、エルサルバドル
タイプ:常緑高木(通常は8m以下だが、まれに30mになることもある)
繁殖:実生、接木、取木
土質:水はけが良ければ特に選ばない。
耐寒性:幼木は-1℃で、成木は-5℃で枯死する。

・他の果樹が育たないようなやせた土地でも栽培できる。乾燥にも比較的強い。やせた土地で育てると果実のサイズは小さくなるが数は多くなる。肥沃な土地で育てると果実のサイズは大きくなるが数は少なくなる。
・実生だと(=種から育てると)3〜6年で結実する。接木や取木だと1〜2年早まる。
・病害虫はあまり問題にならない。カイガラムシがつく程度。
・自家結実性がある(1本でも実がなる)。

☆種まきのポイント☆

・果実から取り出したら数日以内にまく。
・殻を取ってからまくと2〜3週間で発芽する。殻を取らずにまくと発芽に3〜5ヶ月かかることもある。

References:
Fruits of warm climates (Julia Morton)
Canistel Growing in the Florida Home Landscape (University of Florida)
カニステルの育て方

とりあえず育てるのはあまり難しそうではありません。鉢植えで育てるといろいろ違う部分がでてくるとは思いますが。
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by papaya_gyunyu | 2008-04-17 00:20 | カニステル
スターアップルの育て方
スターアップルの種まき方法や栽培方法はインターネットで調べてもあまり詳しくはでてこなかったのですが、分かったことを忘れないように書いておきます。

☆スターアップル☆

学名:Chrysophyllum cainito L.
和名:スイショウガキ(水晶柿)
英名:star apple, golden leaf tree, caimito, cainito
科名:アカテツ科(Sapotaceae)
原産:西インド諸島および中央アメリカ
タイプ:常緑高木(8〜30m)
繁殖:実生、挿木、取木、接木
土質:水はけが良ければ特に選ばない。
耐寒性:幼木は0℃で枯死するが、成木は-2℃まで耐える。

・ミルクフルーツなどとも呼ばれる。
・果皮が紫色のものと緑色のものの、大きくわけて2系統ある
・種子は数ヶ月間は保存可能。発芽率は良い。
・種から育てた場合は5〜10年で結実する。
・栄養繁殖(挿木、取木、接木)だと結実が早まる。
・接木苗は2〜4年で結実する。
・自家結実性がある(1本でも実がなる)。

References:
Fruits of warm climates (Julia Morton)
AgroForestryTree Database (World Agroforestry Centre)
Tropical Fruits Database (Trade Winds Fruit)

ま、とりあえず普通に育てれば良さそうですね!

ちなみに"スターアップル"で検索したら、スターフルーツも結構でてきました。名前が似ているので間違われてることがあるようですね。念のため写真がのっている記事にリンクを張っておきます。

 →スターアップルの写真
 →スターフルーツの写真
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by papaya_gyunyu | 2008-04-13 22:58 | スターアップル