『タイ食材屋ツアー in 横浜』 その4
『タイ食材屋ツアー in 横浜』 その3 の続きです。

せんべい状乾燥納豆

この「せんべい状乾燥納豆」の存在は、吉田よし子さんの『マメな豆の話』という、世界中のありとあらゆる豆について書かれたとてもマニアックで面白くて勉強になる本で知りました。


マメな豆の話―世界の豆食文化をたずねて (平凡社新書)

吉田 よし子 / 平凡社


この本によると、納豆は、タイやミャンマーやラオスなど東南アジア北部の標高の高い地域でも食べられていて、「せんべい状乾燥納豆」はこれら地域に共通してあるそうです。

東南アジアで一番、納豆の種類や量が豊富なミャンマーについて書かれている部分を、ちょびっと長いですが引用します。

 ミャンマーではせんべい状乾燥納豆は台所の常備品だ。針金やひもに通して食品保存室につり下げておき、一枚ずつ外してスープの調味料に使ったり、料理の素材にしたり、そのままあぶっておかずにする。なかでもおいしかったのは、カリカリにあぶったペポ(引用者注:納豆のこと)を、細かく砕いて暖かいご飯に載せ、干しナマズのだし汁にトマトやカモンチン・ユエ(Acacia rugata)と呼ぶ酸っぱいマメ科植物の葉などを加えて煮て作った、辛くて酸っぱいスープをかけた、ミャンマー風汁かけ干納豆飯だった。

 市販のスナックでは、小さな四角に切って、カリカリに揚げたせんべい状乾燥納豆に、パリッと揚げた根ニラを混ぜたものが珍味だった。根ニラは中国雲南省から東南アジア北部特産の野菜で、太く長くふさふさと育った根を食べる野菜だ。漬物にしたり油でパリッと揚げて食べる。この根ニラを練り込んだせんべい状乾燥調味納豆もあって、ピンダヤの有名な洞窟寺院の土産品としてたくさん売られていた。揚げると、納豆の味と根ニラの香ばしさが混ざりあって、とてもおいしい。日本に持ち帰って揚げてたくさんの方に食べていただいたが、乾燥納豆の中ではずば抜けて好評だった。

引用元:『マメな豆の話』(吉田よし子著、平凡社新書)p.72

どうですか? めちゃくちゃ美味しそうじゃないですか??

去年の秋にこの本を読んで、食べてみたいな〜と思っていたら、ちょうどたまたま義兄がミャンマーに行くと言うのでその話をしたら、お土産に持ってきてくれたんです。この話はすでにアップしてたと思ったら、まだだったみたいなので、写真をのっけときます。

これがミャンマーの納豆ふりかけです。

ミャンマーの納豆ふりかけ

茶色っぽいのが「せんべい状乾燥納豆」を小さく切って揚げたものです。細長い白っぽいのが根ニラです。くだいたピーナッツも入っています。唐辛子も入っているのでピリッとします。これが劇的にうまい!! ご飯が何杯でもいけます。

他にもふりかけ的なものが2種類。

ミャンマー料理

ビールの右下のが、揚げた「せんべい状乾燥納豆」とピーナッツとお茶の葉を炒ったもの。ど真ん中のが、酸っぱい葉っぱ(カモンチン・ユエ?)と小エビをピリ辛に炒めたもの。どちらも後引くうまさでやめられません! "食べるラー油"が好きな人はハマるはずです。

その他の皿は、ミャンマー料理を再現してくれたものです。油炒めが多いので中華に近いですね。うまいに決まってます。

ミャンマーの納豆ふりかけは、作り方は簡単だろうと思うのですが、ポイントは根ニラですよね。日本ではたぶん手に入らないですよね。ネギとかで代用しても良いのだろうとは思いますが。ひょっとしたらピッキヌストアーにあったのかもしれませんね。次回行ったら聞いてみよう。


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by papaya_gyunyu | 2010-05-18 22:20 | トロピカルフルーツ文化 | Comments(0)
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